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精神医療について (sonia rykiel 2001)

精神医療 メモ

①200万人の精神医療ユーザー
 中高年サラリーマンの心の危機  リストラ・競争の激化 ストレス関連疾患(抑うつ状態・自閉状態) 子どもたちの心の危機  自殺・犯罪・不登校  家庭内暴力 性的虐待  


②法案の歴史的な経緯
 精神衛生法 S25制定 S40改正 (精神病者監護法 M33 座敷牢の公認 + 精神病院法 T8)  ※84年 精神病院の不祥事続発

 精神保健法
  87年制定 社会復帰+インフォームド・コンセント  都道府県に精神医療審査会を設置
  93年改正 大都市特例の導入 精神障害(者)の定義の明確化  保護義務者⇒保護者
       地域生活援助事業(グループホーム)の法定化  社会復帰促進センターの設置  欠格条項の見直し
   93年 障害者基本法改正  精神障害者を障害者と規定

 精神保健福祉法(精神保健及び精神障害者福祉に関する法律) 95年制定
   長期入院の隔離主義 ⇒ 地域での支援の重視(グループホーム・小規模作業所 人権尊重への方向転換)

  99年改正 医療保護入院の限定化  仮入院制度の廃止  ※付帯条項あり(触法精神障害者の問題については継続審議)


③視点
 昔…精神医療・衛生  衛生という名の拘禁  衛生から保護へ
 今…精神保健・福祉  ノーマライゼーション キュア ⇒ ケアへ

精神衛生(メンタル・ハイジーン) 精神障害の予防と治療中心 ⇒ 施設収容奪処分による自由の剥奪

精神保健(メンタル・ヘルス) 精神障害のリハビリと社会復帰中心
 措置入院(行政の鑑定/強制収容)・医療保護入院(同意入院)・任意入院(本人の希望)
  保安処分 精神福祉保健法の措置入院(治療処分) 売春防止法の補導処分  成人の保護観察  少年の保護処分
       社会防衛的処分(治安維持法/保安拘禁 ファシズム 天皇制・私有財産制と矛盾する思想行動の取り締まり)
       責任無能力者への保安処分/責任能力者への刑罰
  地域支援 リハビリ デイケア デイサービス


④触法精神障害者の問題(約1000人)
 きっかけ 2001年6月 大阪教育大学附属池田小学校 児童殺傷事件
 
 障害者への偏見・誤解を深め、歪みを助長するのではないか?
   精神医療を受けること/凶悪事件が密接に関係しているかのような差別と偏見を拡大する懸念がある。

 障害種別間の施策格差をますます助長するのではないか?
   地域医療体制の充実が不可欠

 匿名報道主義
  2000年 朝日新聞の報道新基準  精神障害者/刑事責任能力のない心神喪失者 通院歴や入院歴と刑事責任能力の有無
  2001年 池田小の事件を一斉に実名報道(産経新聞・フジテレビ・NHKの7時のニュース)

⑤対策(法改正について) 遺族への情報開示
 社会的入院 ⇒ 介護保険制度の拡大(高齢化社会対策から社会福祉全般へ一元化)

藤丸参考人の意見 看護師?
 精神医療全体の底上げ  マンパワーの充実(精神科看護師+精神保健福祉士)
  司法精神科看護(専門病棟/指定入院医療機関) 社会復帰コーディネーター  精神科訪問看護 の必要性

高木参考人 精神科医?
 医療は迅速に、司法は慎重に
  ①再犯予測と予防拘禁(保安処分という司法の関与)…予測は不可能なのに、人身の自由への干渉・制約が強い
    精神障害者は、全刑法検挙人員の0.2%(重大犯罪はさらに数が少ない)を占める。重大犯罪は更に少ない
    再犯率 精神障害者…6.8% 一般受刑者…28% 
    保安処分は司法的な不利益処分である(⇔治療だから不利益に当たらない)

   再犯予測と措置鑑定…自傷他害のおそれありだから可能 
   再犯予測率は6~7割 一般受刑者にしないのはなぜか?

  ②起訴前簡易鑑定の不十分さ・ばらつき・でたらめ?
    8割は発病前から繰り返し犯罪を犯すのに…司法  精神病と鑑定されると…精神医療へ  制度運用面の不備
     検察の秘密主義にあるのでは? 検察寄りの判断を出す 

  ③心神喪失者の責任能力判断の問題
    精神病質・人格障害/心神喪失者・心神耗弱者 の線引きのあいまいさ ボーダーライン いらぬ誤解や偏見の元凶
    精神病質・行為障害・人格障害は治療しない?

蟻塚参考人 精神科医
 精神保健福祉法の改正
  ①入院手続法でしかない  精神衛生法の枠組みを引きずっている  長期入院という悪循環の繰り返しになるのでは?
  ②日本のベット数の多さ  日本…33万床  イギリス…2万5千床
  ③民間病院への丸投げ  精神と高齢者は民間でやってはいけない。 外来診療だけで経営できる診療報酬を保障すべきだ
  ④外来診療と地域ケア  社会復帰施設は、全国に一割。地域ケアの充実で初犯は減る。安上がりの収容法だ
  ⑤精神科医の少なさ  全医師数の4%のみ 精神医学の時間数が少ない 10~12%へ増やすべきだ
  ⑥施設化/シックロール(患者の役割) 急性短期…メリット  慢性長期…デメリット
   暴力化/オフェンダーロール(犯罪者の役割)を果たすようになるのではないか?
  ⑦保安病院ではないのか? 保護観察所を拠点にできるのか?
  ⑧キャッチメントエリアの必要性(30万人で医療・福祉・心理チームを作る)

2003年9月24日(水) 午後10時03分 ソニアさんの投稿より
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  by ponkenblog | 2004-07-24 11:21 | health

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