カフカ「掟の門」の感想実験によるネット・コミュニケーションと、トランジッション(dancer01jp)

背景
1月22日にポン研では、上記カフカの「掟の門」に関する外書講
読を行った。その後、ソニア氏から、ヨモリ氏の感想文をポン研
ブログに載せたいという申し出が、当方にあり、そのためヨモリ
氏に連絡をとったところ、ヨモリ氏の感想文にコメントをつけて
欲しいということであった。しかし、多分にPMでの連絡であ
り、両氏の指示を当方よりメールで確認した。ヨモリ氏の感想は
先のことになるので、当方としては、掲示板などの告知担当係り
として、次に実験を行うこととした。



目的及び方法
 「ネットのコミュニケーションにおいて、刺激があると、どの
ようにそれが伝播していくか」ということを目的に小規模なが
ら、当方の手におえる範囲でメールやPMなどで、上記の感想文
を募ることを行った。

募集の掲示板は下記:ポストモダン研究会の掲示板
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2730/1107487576/
上記掲示板に「掟の門」のドイツ語、英語、日本語のサイトをリ
ンクして、いつでも参照できるようにしてある。
感想文募集期間:2月4日12時から2月15日迄
題材カフカ「掟の門」を選んだ理由;比喩的だと感じ、パラドッ
クスを考えさせるため人それぞれの内容を思い浮かべることがで
きる鏡のような役割の題材である。
これらの告知や掲示板でのスレッドの掲載から、どのような問い
合わせがあり、その示す内容を考えてみる。

途中結果
 書き込みにあたり、問い合わせは以下のようなものであった。

1、猜疑心型 1名
掲示板に書き込むと誤解されて、あとでひどい目にあうので、差
し控えたいとのことであった。(後に書き込まれた感想をみて、
考えを変更して書き込んでいただくことができた。)

2、拒絶型 1名
カフカは嫌いだし、人生の無駄であるから、書き込まないという
書き込みをされた。(これは、他の人のやる気をそぐことになる
ので、丁寧に本人にPMで理由を説明して、削除させてもらっ
た。)

3、興味型 4人
面白い試みだと感じて、言われるままにさっと問い合わせもなく
書き込むことをされた。

4、悲鳴型 2名
難しいと言いながらも懸命に書き込みをしてくれた。
(励ましてあげるようなケアがいるのかも)

5、伝聞参加型 1名
直接当方の知り合いではないが、友人からきいて興味をもって書
き込んだ。

5、据え置き型 2名
後で書き込むというもの。

6、問い合わせ型 3名
書き込みはしていないが、この活動に興味をもったので、内容を
教えて欲しい。

以上のタイプが見受けられた。そのうち、3名はポン研には時間
や曜日、その他で自由に参加する自信はないが、このような形で
あるなら、参加できるのではないかという可能性を話された。ま
た、お互いの感想文を読むのも面白かったという感想があったの
で、ここで本人の了解をとって、そのPMを載せてみたい。


事例1)
xxx (午後 6:49:29): おもしろいですね でもかんそう書く
ほど理解でききれません。 このぽんけんというのは討論・議
論会ですか? ぜひのぞいてみたいです^^
dancer01jp (午後 6:49:39): はい、そうのようなものです、
dancer01jp (午後 6:49:43): 是非お願い致します。
xxx(午後 6:50:12): 定期的に行われているんでしょうか
dancer01jp (午後 6:50:38): はい、今はコーランを読んでいます。
dancer01jp (午後 6:50:40): そうです。
xxx(午後 6:51:11): 私もさんかしてみたいです
xxx(午後 6:51:48): 何時からとかわかれば事前にその日の昼
にでもPMで知らせてくれれば
xxx (午後 6:51:54): 是非参加したいです
(午後 6:52:01): へー おもしろそうですね
dancer01jp (午後 6:53:37): ありがとう
事例2)
sss (午後 6:30:29): こんばんは~
sss(午後 6:31:03): 昨夜はオフメッセありがとう、なかなか
興味深く掟の門を読ませて戴きました
sss (午後 6:31:33): カフカの変身は昔読んで解ったような
わからなかったような感想持った記憶があります
sss (午後 6:32:05): 時事のメンバーで、お友達の○○にも
勧めてみたいのですが、ダンサーのホームページのURL送っていい
ですか?
sss(午後 6:32:43): 許可が下りればhttp://ponkenblog.exblog.jp/
sss (午後 6:32:53): 送りたいと思います
dancer01jp (午後 6:33:17): あ、ありがとうございます。

途中結果における考察
 小規模ながら、告知の問題では頭を悩ましてきたが、今回は、
感想文とういう刺激に対して、ぽん研の外国語講読などにおける
地道な基本姿勢が伝わったように感じ、また、参加希望者も2名
ほど問い合わせがあった。
参加希望者一名は自ら、見学に行ったようであるが、後の1名は
残念ながら、当方が出席できてないので、ナビができなかった。
ところで、当方の告知が伝聞となり、知り合いに移っていっ
た時、伝播となり、感想文よりも、ポン研の内容や活動に興味が
変化したのは、興味深い。
 また、今ひとつ興味を抱いたのは、コミュニケーションの前
に、伝播させる刺激のようなトランジッションが必要であり、そ
れは、「反応を頂く」という意味では、送り手と受け手は、平等
ではない関係なのかもしれないと感じた。この点については、今
後も考察していきたい。また、題材の与える内容による展開も最
終結果では考察してみたいと思う。

以上
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  by ponkenblog | 2005-02-19 01:58 | topic

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